ミラーレスカメラの使い方を説明しますが、ここでは、ソニーのα6400を例に紹介します。
パレードや遠いところのキャラクターを撮るとき
望遠レンズを使う
ディズニーリゾートでパレードを撮るときは、キャラクターとの距離が遠くて大きく撮れないくて困りますよね。そこで、中距離から遠いところが得意な望遠レンズに替えることで大きく撮る事ができます。
おすすめの望遠レンズ!
メーカー | レンズ |
ソニー | E 55-210mm F4.5-6.3 OSS (SEL55210) |
望遠レンズを選ぶときに注意するポイントは、 手持ちでズームして撮影すると手ブレがおきやすくいので手ブレ補正が内蔵されてるレンズがおすすめです。特に三脚が使うことができないディズニーリゾートで大事なポイントになります。
シャッタースピードを設定
手ブレや、キャラクターなどダンスで画が流れない写真を撮るためにシャッタースピードを設定しておきます。
カメラのモードダイヤルを「S」と書いてあるところに合わせ、シャッタースピードモードに変更します。
シャッタースピード以外の設定はAUTO(オート)にしてください。カメラが明るさを自動で設定してくれます。
シャッタースピードは、撮影する場所の明るさで設定が変わりますが、目安として下記の表のように合わせて、写真を撮りながらブレを確認しながら調整していきます。
天候 | シャッタースピード |
晴れ(明るい場所) | 1/800 |
くもり(普通に明るい場所) | 1/320 |
夜間(暗い場所) | 1/125 |
調整はブレてない事を確認しながら、できるだけシャッタースピードを速く設定することがポイントです。
自撮りや近くのキャラクターを撮るとき
撮影するときのポイントは、背景の「ボケ」です。
キャラクターと一緒に背景の建物を撮りたいときは、「ぼかしたくない」し、キャラクターだけキレイに撮りたいなら背景を「ぼかしたい」と思います。
そんなボケをコントロールするには、カメラで絞りという設定で調整します。絞りはレンズの性能と関係してくるので、まずはレンズから説明したいと思います。
単焦点レンズか標準ズームレンズにする
まず、望遠レンズでは近くのものを撮ろうとすると大きくなり過ぎるので、単焦点レンズか標準ズームレンズにすると良いです。
単焦点レンズと標準ズームの違いは以下の通りです。
単焦点レンズ | ズームができないけど暗い場所でも明るく撮れやすいレンズ ソニー SONY 単焦点レンズ E 35mm F1.8 OSS ソニー Eマウント用 APS-C専用 SEL35F18 |
標準ズームレンズ | 近くから中距離までをズームできるレンズ ソニー SONY 標準ズームレンズ E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS ソニー Eマウント用 APS-C専用 SELP1650 |
この二つのレンズでのポイントは、単焦点レンズでF1.8というところと、標準ズームレンズのF3.5-5.6というところです。
F1.8というのはFと言う値(F値)が1.8で、そのF値の数値が低いほど暗い場所でも明るく撮れて背景をぼかしやすいレンズになります。
標準ズームレンズは、ズームしてないときはF3.5ですが、ズームすると最大F5.6に変化するレンズです。
高級なレンズになると、F値が低くてズームしてもF値が変わらないレンズがあるので暗い場所でも明るく撮りやすくなります。
絞り優先モードの設定
絞り(F値)を設定してボケをコントロールします。
カメラのモードダイヤルを「A」と書いてあるところに合わせ、絞り優先モードに変更します。
その他の設定は自動(AUTO)にしておきます。
絞り(F値)の目安
あとは、カメラで絞り(F値)を設定するだけですが、設定を下記の表を目安に設定してみてください。
背景を「ぼかしたくない」場合 | F8~F11くらいで設定 |
背景を「ぼかしたい」場合 | F値をできるだけ低く設定 |
暗い場所で撮影するときや、背景をぼかしたいときは、できるだけF値を低く設定する必要があります。
また、暗い場所で画が暗くて分かりにくい場合は、ISOと言う設定値を上げることで明るくできますが、上げ過ぎると画にノイズが発生するので注意してください。
以上が、カメラの設定になります。次回はアプリでカメラを使う方法や、カメラで撮った写真をスマホに転送する方法などを説明したいと思います。