心地よい音で燃えて見つめていると、なぜか安心して癒やしてくれる焚き火に魅了される人は多いと思います。
そんな焚き火に必要な薪ですが、たくさん種類があるので薪を選ぶのに困っていませんか。
ゆっくりと焚き火を楽しむために、薪の種類を知って使い分けることで、失敗しない焚き火や薪ストーブを楽しみましょう。
使い方で違う薪の選び方
ホームセンターなどで薪を見かけることがありますが、種類がたくさんあって、どれを選んでいいのか困りますよね。
しかし、薪の選ぶには2点しかポイントはありません。それは、「薪の太さ」、「薪の材質」です。
薪の太さは、着火が簡単にできるように細い薪で焚き付けして、炎が安定したら少し太い薪で炎を大きくして、最後に太い薪で炎を長い時間維持させるために、3種類の太さを用意するのがベストです。
そして、薪の材質は、火が付きやすい針葉樹の薪で焚き付けて、火が安定したら燃焼時間が長く維持できる広葉樹の薪を使い分けると薪の消費が抑えられます。
薪の太さは3種類
細い薪から焚き付けて、少しずつ太い薪にしていくのがベストです。
また、長さが30cm〜40cmくらいのが焚き火や薪ストーブでも使いやすいサイズになります。
細めの薪(焚き付け用の薪)
直径2cmくらいの細い薪が、着火するのに使う焚き付け用の薪になります。キャンプ場で細い枝を集めて代用するのも良いでしょう。
まれに、割り箸で代用する人がいますが、早く燃え尽きてしまい、黒い煙が出るものがあるので、おすすめしません。
材質は、スギや松などの針葉樹を使った薪を選ぶと早く着火しやすいので、おすすめです。
【裏技:焚き付け用の薪の代わりに!】
キャンプ初心者や着火に自信がない人には、着火剤をロゴス「ミニラウンドストーブ4」にのせて着火すると、火の粉が飛び散らずに安全で確実に着火できるので、焚き付け用に使うのもありです。
ロゴス「ミニラウンドストーブ4」は、ヤシガラを成型した炭なので、火が付きやすく着火すると30分〜40分間燃焼し、中くらいの太さの薪に火を付けることができます。
また、薪に比べてコンパクトで軽いので焚き付け用として、おすすめです。
中くらいの太さの薪(火を大きさを調整する)
着火して、焚き付けの火が安定してきたら、直径5cmくらい薪を投入して火の大きさを調整します。
早く炎を大きくしたい理由で、一気に薪を投入すると、焚き付けの火が消えることがあるので火に様子を見ながら、数本投入して火が大きくなってきたら少しずつ投入しましょう。
そして、この薪は、ホームセンターで見かける細いタイプの薪になります。
太い薪(長時間の燃料として)
中くらいの太さの薪で火が大きくなってきたら、直径10cmくらいの太い薪で長時間の焚き火を楽しむために投入します。
この薪は、ホームセンターで見かける太いタイプの薪になります。
太い薪は、最低数ヶ月乾燥させたものに少し薪割りをして、表面積を増やして空気にたくさん触れるよになっているものが、安定した炎を維持できるのでベストです。
薪の材質は2種類
薪の太さと、同じくらい大事なポイントで薪の材質があります。
材質は2種類に分類されますが、材質によって燃焼時間の持続時間が違います。
炎が安定してきたら、持続時間がよい材質の薪を使い分けると、薪の消費が少なくて長く焚き火を楽しむことができます。
針葉樹
針葉樹は、火が付きやすく焚き付けに向いている材質です。
重量は木の密度が低いので、乾燥していると着火したら一気に燃えます。
木の種類:スギ、松、ヒノキなど
広葉樹
広葉樹の薪は、燃焼時間が長いのが特徴です。
幹の部分の密度が高いので、重量もあります。長く燃え続けるので寒いときのキャンプでは、おすすめの薪です。
木の種類:ケヤキ・ブナ・桜・クヌギなど
薪の消費量
薪の種類はわかりましたが、実際に使う量はどれくらい必要なのでしょうか?
ホームセンターでは束で販売してることが多いですが、だいたい薪1束で7〜8キロくらいあるので、それを目安に紹介します。
焚き火の場合
焚き火で薪を使う量は、燃やし方、炎の大きさ、風の強さなので変わってきますが、だいたい1束で3時間くらいの目安で考えていたらいいでしょう。
夜だけ焚き火をする場合は、1束あれば良いでしょうが、冬など寒い時期だと3束くらいを考えておきましょう。
そして、調理でも焚き火台を使うなら、プラス1束くらいで考えておきましょう。
薪ストーブの場合
薪ストーブは焚き火台と比べて大きいので、使う量もかなり多くなります。
だいたい、1束で2時間くらいのペースで消費します。しかし、冬など寒い時期や、調理も使う場合は1回のキャンプで5束くらいを考えておきましょう。
はじめて、焚き火や薪ストーブを使うときは、薪の量が不安になると思うので、少し多めに準備しておくと、心配しなくていいでしょう。
まとめ
薪の種類は、「太さ」と「材質」で選ぶのがポイントです。
はじめは、細い針葉樹の薪で焚き付けして火を起こし、火が安定してきたら、広葉樹の太い薪を使うとベストです。