ウィローモスは成長が遅いタイプの水草なので、育ってるか心配することはないですか?
ウィローモスは、飼育条件が良いと1ヶ月で1cmくらいは成長するので、それより成長が遅いときは、なにかしら飼育条件が悪いと思っていいでしょう。
ウィローモスを、早く成長させて活着させるには、大事なポイントがいつくかあります。
今回は、大事なポイントを1つずる紹介するので確認して、ウィローモスを上手に活着させてくださいね。
ウィローモス活着の準備
ウィローモスをしっかりと活着させるには、ウィローモスに良い環境を作ってあげれば簡単に育って活着します。
特別なものも必要ありませんし、必要なものはダイソーなどの100均ですべて購入できます。
まずは、ダイソーなど100均で活着させるために必要な素材や道具を準備しましょう。
必要なものリスト
ウィローモスを活着させるのに必要なものは以下のものです。
活着させる方法によって不要なものがあるので、確認してから準備してください。
- ウィローモス
- ハサミ
- 流木や石などの活着させるもの
- テグス、釣り糸、木綿糸など
- バケツ
- ピンセット
- ラップ
- タッパ
ハサミはどんなものがいいのか?
ウィローモスを活着させるために使うハサミは、アクアリウム専用のハサミの必要はありません。
活着させやすい長さにカットするだけなので100均のハサミで問題ありません。
流木や石はどんながものがいいのか?
買ってきた流木は沈むまでに時間がかかる
買ってきたばかりの流木に活着させるなら、まずは流木が水に沈むのを確認してから使いましょう。
意外でしょうが、流木は買ってきても、すぐには沈まないものが普通です。
ですから、流木が沈むまで、おもりを付けて沈むまで待つか、バケツに水を入れて自然に沈むのを待ちましょう。
流木は早いものだと、数日で沈みますが、長いものになると、1ヶ月くらいは沈みません。
とにかく早く流木を沈ませたいなら、ADA社の流木を選ぶか、鍋に水を入れて沸騰させてアク抜きすると、比較的早く沈みます。
流木のアク抜きは必要か?
拾ってきた流木は、雑菌が付着してる可能性があるので、おすすめしません。
また、海岸などで拾った流木も塩分が含まれているのでアク抜きは必須です。
購入した流木のアク抜きは、水槽の水が少し黄色くなっても気にしない方であれば、アク抜きをしなくていいと思います。
アク抜きをしないと、水槽の水は黄色くなる可能性はありますが、水草の成長に必要な栄養素などが含まてれいるので、絶対にアク抜きをするがベストではありません。
また、水が黄色く変色しても生体には、ほぼ影響がありませんが、ミナミヌマエビなどは抱卵しやすくことがあります。
そして、アク抜きは、鍋で水を沸騰させる以外に、バケツに水入れて流木が自然に沈んで、水の色が変わったら水を入れ替えて、水の色が変わらなくなるまで繰り返す方法もあります。
この方法は、時間がかかりますが、沸騰させると流木が痛むので、時間をかけてアク抜きするもの悪くありません。
石は溶岩石がおすすめ
石は店舗で購入したものは洗って、すぐに使えますが、川から拾ってきたものであれば、菌が付着している可能性があるので流木と同じように、鍋で沸騰させて殺菌するのをおすすめします。
また、表面がツルツルした石は活着しにくいので、ツルツルしていない石か、溶岩石などを選びましょう。
バケツは?
バケツは、ウィローモスを巻きつけたあとに洗ったり、買ってきたウィローモスを入れておいたりするのに使うので、小さめのバケツでも大丈夫です。
ウィローモスを巻きつけた後に、洗わず水槽に入れると、ウィローモスの切ったカスのようなものが水槽中で浮遊するので、巻きつけた後は必ず洗いましょう。
ウィローモスの活着方法
活着させるには、方法が数種類あるので自分で出来そうだなと思うものを選んでください。
ウィローモスを短く切る(2cmくらいの長さで)
- ウィローモスを2cmくらいの長さに切ります。
(ウィローモスは短く切りすぎると成長できずに枯れる場合があるので、あまり短く切らないように気をつけてください) - 切ったウィローモスはバケツに入れて乾燥しないようにします。
巻きつけて活着させるときの手順
- 流木や石を洗う
- 切ったウィローモスを重ならないようにピンセットで流木や石にのせる
- テグスや釣り糸などを流木や石に巻きつけて、ウィローモスを固定させる
(強く巻きつけないように。。) - 巻きつけた後、バケツで洗ってウィローモスが固定されているか確認
- はみ出た部分はハサミに切って、洗ったら完成です
タッパなどに入れて活着させる方法(水上飼育)
- タッパにウィローモスが乾燥しないように水を入れておく
- 流木や石をタッパに入れる
- タッパに入れた流木や石に、ウィローモスが重ならないようにのせる
- 霧吹きで水を数回吹き付けて、水分を与える
- タッパに蓋かラップをかけて、乾燥しないようにする
ラップで巻きつける方法
- 流木や石を洗い、ウィローモスを重ならないようにのせる
- ウィローモスが乾燥しないように、霧吹きで水を吹き付けラップでしっかりと巻く
活着させるための光量と温度
ウィローモスを流木や石に固定できたら、成長させて活着させましょう。
ウィローモスは太陽光などの強い光では、枯れますし、部屋の明かりだけでは、光量が足りないので、水槽に使うアクアリウム用のLEDライトで光合成させてください。
光合成させないと、いつまで待っても活着することはありません。そして、1日6時間くらい光を浴びさせて光合成をさせましょう。
ウィローモスが重なった状態だと効率よく光をあてて光合成させられないので、ウィローモスを流木や石にのせるときに重ならないように、少なくのせるのがポイントです。
また、光合成が活発で成長できる温度があります。温度が高かったり低すぎたりすると光合成の活動は低下するので気をつけましょう。
水温は温度が20度〜25度くらいがベストですが、タッパに入れて夏場などの暑いときは、30度以上の高温には気をつけましょう。
活着させるための湿度
水槽でウィローモスを入れて成長させると湿度の問題はないですが、ラップで巻きつけてたり、タッパなどで育てる場合は、乾燥してしまうと休眠状態になるので成長しないので注意しましょう。
水分を摂取できれば元の状態に戻れますが、茶色に変色してしまった場合は枯れた状態なので、乾燥には注意してください。
よく観察して乾燥する前に、霧吹きで水分を与えてください。
ウィローモスに付着するコケ対策
水槽内で水流が弱いところや通水性が悪いところだと、ウィローモスに茶ゴケや糸ゴケが付着する場合があります。
ウィローモスにコケが付着すると、人の手でコケを取り除くは無理なので、ミナミヌマエビやタニシなどを入れて生体に食べてもらいましょう。
まとめ
ウィローモスを活着させるには、成長させて仮根を出させることが必要です。成長速度は光量や湿度などで変わってきます。
- 温度は20度〜25度
- 1日6時間くらい、アクアリウム用のLEDで光をあて光合成させましょう
- Co2を添加すると光合成が活発になり、早く活着します
- ウィローモスが重なったり、増えたらトリミングしましょう
- タッパやラップを使って育てるときは乾燥に注意しましょう
- 水槽内では通水性が良い場所に設置しましょう
- ウィローモスを短く切りすぎると枯れたりするので、2cmくらいで切りましょう