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【1年で20倍に増えた】初心者でもミナミヌマエビを飼育して繁殖させる方法

2019-11-26

初心者でも大丈夫!失敗しないミナミヌマエビ飼育と繁殖の方法

ミナミヌマエビを飼育したいけど、飼育できるか心配!繁殖しない!など困っていませんか?

初めて、ミナミヌマエビを飼育して繁殖させてみたいなと思って不安な方でも、ちゃんとポイントをおさえれば初心者でも簡単に繁殖させることができます。

私は、最初にミナミヌマエビ5匹買ってきて飼育を始めましたが、1年で100匹以上に繁殖でき今も順調に増えています。その経験から、ミナミヌマエビを繁殖させるためのポイントを解説します。

ミナミヌマエビについて

ミナミヌマエビ

特徴

ミナミヌマエビは水草や多く流れの緩やかな川や池などに生息して、体長約3cmの小さな淡水のエビです。

雑食性で藻類や生物の死骸などを食べますが、生きた生物を襲うことはないので、メダカなどのおとなしい魚と一緒の水槽でも大丈夫ですが、繁殖目的なら単独で飼育するのが望ましいです。

寿命は?

約1年~2年、メスは数回卵を産むと死んでしまいます。また、体格が大きい個体は長生きするようです。環境がいい水槽で飼育していれば、自然と繁殖していくので、ミナミヌマエビが減っていくときは、何か問題が発生してると思って間違いありません。

購入について

ミナミヌマエビを通販販売などで購入するとき、オスとメスを指定して買うができないことがあるので、最初から5匹以上の多めに購入しておかないとオスとメスの両方が混じってない場合があるので、多めに購入しましょう。

ミナミヌマエビの飼育準備

まずは、飼育と繁殖に向けて準備するものを紹介します。

1つずつポイントも解説していきます。

水槽選び

ミナミヌマエビを飼育する水槽は60cmくらいの大きい水槽が繁殖や鑑賞にはいいですが、最初から大きな水槽に5匹くらいからは飼育を始めると水質は変化がゆっくりで理想的ですが、ミナミヌマエビが少なすぎて繁殖に時間がかかります。

なので、5匹から始めるなら最初は30cmの水槽や、それよりも小さい水槽で飼育を始めましょう。繁殖して増えてきたら大きな水槽に移行していくど良いでしょう。

底材選び

ミナミヌマエビの底材は、水草も一緒に育てるならソイルがお勧めです。

ソイルは土を固めて焼いた物ですが、1年から2年くらいで崩れてきて水槽の底にソイルが粉になって溜まっていきます。

ミナミヌマエビの調子や悪くなったり、汚れが溜まってきたらソイル交換(水槽のリセット)の目安です。そのときは、思いっきて水槽をリセットしましょう。

また、ソイルの粒はパウダーやノーマルなどの種類がありますが、ソイルの能力は大きく変わらないので見た目が好きな方を選らぶと良いでしょう。

そして、ソイルは栄養系と吸着系などの種類がありますが、初心者は吸着系がおすすめです

ADAのアマゾニアなど栄養系の方がミナミヌマエビが増えやすかったりしますが、水槽の立ち上げに慣れないと、水草や水槽ににコケが付きやすかったり、水質の管理や調整が難しいので、慣れるまではプラチナソイルなどの吸着系のソイルがおすすめです。

次にソイルを水槽に入れる量ですが、底面フィルターを使う場合は底面フィルターが隠れる程度(約3.5cm)入れておけば大丈夫です。

どれくらいのソイルをを買えば良いのか分からない時は、計算することができるので、計算して買う量を決めましょう。

計算方法
※30cmキューブ水槽に5cmの厚さで敷きたい場合
30cm(横)×30cm(奥行き)×5cm(高さ)÷1000 = 4.5 リットル(キログラム)が必要になります。

※リットルをキログラムに変換するのは、面倒なので1リットル1キログラムくらいで計算して良いと思います。

ろ過とフィルター

フィルターはミナミヌマエビが少ない時は無くても大丈夫ですが、繁殖して増える事を考えると設置した方が良いです。スポンジフィルターや底面フィルターなどいろんなものがありますが、複数のフィルターを設置して使ってる方もいます。

しかし、フィルターは1つだけでも問題ありません。
もし1つだけの設置なら、お勧めは底面フィルターです。

スポンジフィルターは、水を替えるときにスポンジを軽く洗ったする必要がありますが、底面フィルターは水の出る量が少なくなった時は空気が出てくるプラストーンを交換するだけなので、メンテナンスが楽で簡単です。

しかし、水槽のサイズが小さくて底面フィルターなどは設置できない場合は、最低エアーレーション(金魚のぶくぶく)はしてください。水槽を立ち上げて少しすると水面に油膜のようなものが張ります。

そのまま油膜が張ったままにしておくと、ミナミヌマエビに酸素が供給できなくなります。なので、エアーレーションで水面を揺らして油膜などが張らないようにしてください。

エアーポンプ選び

スポンジフィルターや底面フィルターは、エアーポンプで空気を送って水槽の水を循環させます。また、フィルターから排出する水で水面を揺らすので、別途エアーレーションの必要はないので、効率がいいです。

また、ミナミヌマエビは流れの緩やか場所に生息しているので、空気を送る量を調節できるエアーポンプがおすすめです。水作のエアーポンプは静かでエアーが出る量を調整できるので、おすすめです。

照明選び

ミナミヌマエビだけなら照明は設置しなくても大丈夫ですが、ミナミヌマエビが大好きな水草を育成するには光合成が必要なので照明を設置しましょう。

小さな水槽に太陽の光を直接水槽に当たると水温が急激に上がったり、藻やコケが発生して大変な事になるので、太陽の光が直接当たらない場所でLEDのアクアリウム用のライトの照明がお勧めです。

LEDライトを選ぶ時、水草の成長に必要な赤や青の色が光があるものがいいです。また、照射時間はタイマーなどで設定して1日6時間くらいから始めて様子をみましょう。もし、藻や苔などが大量発生したら照射時間を短くしたりして調節しましょう。

水草選び

水草は水槽の水質を確認するのに便利なものです。
水草が元気なときは水質が良い感じで、元気がなくなってきたら栄養などが不足してる可能性があるので、水質のチェックのためにも水草を入れましょう。

そして、水草を選ぶときに1つだけ、注意点があります!
それは、無農薬と書いてる水草を選んでください!

ミナミヌマエビは農薬に弱く農薬があると死んでしまう可能性があるので、無農薬と書いてるものを選んでください。

そして、水草は少し多めに入れてください。水草が多いと水草に付着してるバクテリアやプランクトンなどを食べることができ、稚エビや抱卵したエビが隠れることができるからです。

水草を綺麗に元気に育てたい場合にはCO2を添加するのが、おすすめです。

関連記事

ウィローモス

ウィローモスは強い照明が不要で、ゆっくり育つので管理が楽です。

また、抱卵したメスや稚エビが隠れやすいのでオススメです。

アナカリス、マツモ

アナカリスやマツモは値段が安くミナミヌマエビが泳いで休憩する足場になったりするので、おすすめです。

ミクロソリウムやアヌビアスナナなども、ミナミヌマエビにお勧めの水草です。

ヒーターと温度計

ミナミヌマエビは水温が急激に変わらないなら冬でもヒーターは無くて大丈夫ですが、冬でも繁殖させたかったり、水草を成長させたいなどを考えているなら、ヒーターを設置しましょう。

ヒーターは水温が自由に設定できるもので、水槽のサイズに合ったものを購入しましょう。ヒーターの対応するサイズはリットルで表示されてる事が多いのでソイルの量を計算する方法と同じ要領で水槽に入れれる最大の水の量で計算すると良いでしょう。

ミナミヌマエビの水槽を立ち上げよう

流木とミナミヌマエビ

水槽は少し時間かけて丁寧に立ち上げるとバクテリアなどが増えて、ミナミヌマエビが元気に生活しやすい環境が作れるので、急がずに進めましょう。

もし、即日水槽に入れたい場合はでも数時間は水を循環させてください。
そして、水温がミナミヌマエビが入ってる袋の水温と同じくらいにして、ゆっくりと入れてください。
ミナミヌマエビが水槽に入れて異常に泳ぎ回ってるときは、水に状態がミナミヌマエビに合っていないので、注意してください。

水槽の立ち上げ 1日目

  1. 水槽を洗う
  2. 底面フィルターを設置してソイルを敷き、ソイルが舞わないようにゆっくり水を入れる
    (水槽に入れる水はカルキ抜きした水を入れる)
  3. 底面フィルターにエアーポンプをつないで空気を送り水を循環させる
    (最初は水が濁りやすいのですが、時間がたつとキレイになっていくので気にしなくて大丈夫です。)
  4. 水の濁りがなくなってきたら水草を入れます
  5. ヒーターを設置する場合、24度に設定して設置します。

水槽の立ち上げ 2日目~6日目

特に何もしません。水槽の水が減ってきたらカルキを抜いた水を足し水します。
水草を入れてる場合、照明時間は1日6時間くらいでタイマーなどで設定して照射しましょう。

水槽の立ち上げ 7日目

水槽の水を替えます。目安は水槽に水の1/3~1/4の量です。

カルキを抜いた水を入れてください。

水槽の立ち上げ 8日目

水合わせをしてミナミヌマエビを入れます。(水合わせ方法はこちらを参考)
こんな感じで我が家は水槽を立ち上げています。

ミナミヌマエビ飼育開始

水合わせ

水合わせとは、水質や水温が違う水槽に入れるとき、生体を慣らさせて入れることです。具体的な水合わせの方法はチャームさんで紹介されているので参考にしてください。
水合わせ方法・トリートメント方法

エサ

ミナミヌマエビは雑食性なので、脱皮した自分の殻やコケ、藻類や魚やエビの死骸などを食べるます。エサは市販のザリガニのエサなどで大丈夫です。
時々、冷凍赤虫などを与えるのも良いでしょう。

エサを与えるときの注意ですが、エサは一度にたくさん与えないようにしてください。
可愛いので、たくさん与えるのは分かりますが、食べ残したりミナミヌマエビが糞をすると水が汚れる原因になるので、できるだけ少なめに与えてください。

目安としては1時間内で食べてしまうくらいの量で十分です。
もし食べ残しがでたら、スポイドなので吸い取ってください。

水槽にの水換えについて

ミナミヌマエビは、水質にシビアです。最低でも1週間に水槽の1/3くらいの水を変えてください。
しかし、ミナミヌマエビの数が多かったり、水草にコケが付着し始めたり、ミナミヌマエビが元気よく動いてないときは水質が悪い可能性があるので、すぐに水を換えてください。

ミナミヌマエビが元気に泳ぎ回ったり、ツマツマしてるときは環境がいい状態なので毎日観察してくださいね。

繁殖させるには

ミナミヌマエビは条件が合えば年中抱卵して繁殖します。水温は24度くらいで水質がいい状態だと繁殖を始めます。

抱卵するときは、突然、水槽の中を舞うように泳ぎまわり(抱卵の舞と言われます)抱卵したら落ち着きます。卵は約4週間、お母さんエビのお腹で大事に育てられ少しずつ透明になっていき生まれます。

赤ちゃんエビ(稚エビ)は、親と同じエサは大きくれ食べきれないのでプランクトンや水草などに付着してるものを食べて大きくなっていきますが、生き残らないときは、下記の様な稚エビのエサを与えてみましょう。

与えるときは、コーヒーのマドラーなどを使って少しずつ与えていきます。

まとめ

ミナミヌマエビ抱卵

ミナミヌマエビは、初心者でも水槽をよく観察していい状態を維持することができれば自然と抱卵して繁殖していきます。

ポイントは、水質と水温と水草です。

そして、最初は小さな水槽から初めて増えてきたら大きな水槽に引っ越していきましょう。

そうすれば、初心者でもミナミヌマエビは繁殖していくの楽しんで繁殖させてくださいね。

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