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レッドビーシュリンプの飼育と繁殖のすべてを解説

2021-04-01

レッドビーシュリンプの飼育と繁殖

育てるだけでも難しいレッドビーシュリンプを飼育して繁殖させたい人に、レッドビーシュリンプを毎年繁殖させた経験から、これから飼育を始めたい人や、失敗した人に飼育から繁殖させる方法を解説します。

レッドビーシュリンプとは

1990年代に、黒い体色が赤く色彩変異で固定された、赤白の縞模様が特徴のエビです。

レッドビーシュリンプ

サイズ

一般的にはオスは2cm、メスは2.5cmくらいですが、種類によっては、もっと大きくなります。

寿命

長くて2年ですが、弱い個体だと1年以内で落ちる個体もいます。

飼育難易度

ミナミヌマエビなどと比べると、飼育難易度は高いです。
特に最初の1ヶ月半くらいが最初のハードルで、3ヶ月以上飼育できれば大丈夫と思っていいでしょう。

入手方法

入手先

入手方法は、ネットで購入するかヤフオクなどの通販で購入することができます。
ただし、色合いは血統で決まるので、色が薄い個体からは薄い色の稚エビしか産まれないと思っていいでしょう。

値段

以前は、希少価値が高く数十万円する個体も多かったですが、最近では値段が安定してきました。
ペットショップや、アクアショップであれば1匹1000円以内で購入できます。

しかし、色合いのよい個体は今でもオスとメスのペアで数万円します。

値段と色合いの見てから、決めると良いでしょう。

オスとメスの見分け方

レッドビーシュリンプを見分けるポイントは、いくつかありますが、慣れれば体型で判断することができます。

背中が丸く体格が丸いものがメスですが、強い光に当てて卵巣があるか判断することもできます。

購入に最適な時期

基本的には、温かい時期に飼育を始めると繁殖もしやすくて良いです。

冬でも水温を暖かく維持しながら移動できるなら、問題ないでしょう。

飼育について

レッドビーシュリンプ

水槽は60cm水槽がおすすめ

レッドビーシュリンプは水質にシビアなので、最初は60cm水槽で飼育するのと良いです。

30cmキューブでも飼育できますが、水量が多い水槽の方が水質が変化しても、ゆっくりと変化するので慣れないうちは、60cm水槽がおすすめです。

また、良い色合いのを増やしたい場合や、水槽のリセットやトラブルが発生したとき対応できるために、水槽は最低2つあると安心です。

最適な水温は24度

レッドビーシュリンプの最適な水温は22度〜24度で、特に24度くらいが一番繁殖しやすいようです。

水槽にヒーターを入れて温度を一定に保つようにしましょう。

特に夏の暑い時期は、エアコンで水温が上がりすぎないように調整する必要があります。

水質は一番大事

pHは、6〜7.5の中性から弱酸性が良いですが、ソイルなどでpHを下げてるようにしましょう。
pH降下剤など、添加剤は絶対に使わないでください。

TDSは、TDSメーターで120〜140くらいで調整しましょう。
TDSが低いときは、ミネラルを添加して上げると良いでしょう。

おすすめのソイル

レッドビーシュリンプを飼育するには、ソイルが重要になります。

ADAのアマゾニアと、マスターソイルを組み合わせて使うのが一番繁殖しやすく、おすすめです。

ろ過フィルターは2種類使う

底面フィルターと、スポンジフィルターの2種類を使います。
エーハイムなどの外部フィルターは、吸い込みの水流が強いので使いません。

底面フィルターは、ソイルがろ材の代わりになるので、水槽の底に全面で配置できれば、水がよく循環できるので理想的ですし、水槽の水面をゆらすので、別途エアレーションする必要がありません。

スポンジフィルターは、水換えのときに洗うことで水どれくらい汚れているか確認できるので、水質の確認に便利です。

具体的には60cm水槽で、ニッソーのバイオフィルター30を2つ、テトラのツインブリラントフィルターを2つ設置するのが理想です。

照明は強めが良い

アクアリウム用のLED照明で良いですが、色合いの良いレッドビーシュリンプを繁殖させたいときは、光量は強めで太陽光に近いものを選ぶと良いようです。

ただし、ずっと光量が強いと弱る個体もいるので、水草などで影を作ってあげると、隠れ家になるのでおすすめです。

餌は与えずぎないのがポイント

雑食性なので、餌は何でも食べますが同じものを毎日与え続けると食べる量が減り、残った餌が原因で水質が悪くなります。

餌を毎日与えたい場合は、数種類の餌をローテーションで与えると良いようです。

1種類の餌で飼育したいときは、 2日間〜3日間に1回与えると、食べつきが良いので早く餌を食べるので水質が悪くなりにくいので、おすすめです。

レッドビーシュリンプと餌

水換えは定期的に必ず行う

必ず1週間に、水槽の3分の1から4分の1お水を換水します。

レッドビーシュリンプは、きれいな水を好むので、1週間以内に水槽の水が減ったときは足し水をしますが、1週間したら必ず換水してください。

水合わせは慎重に

水合わせは、できれば数時間かけて行うのが理想です。

急激な温度差や水質の変化に弱いので、ゆっくりと水合わせをして新しい水に慣れてから水槽に投入してあげしょう。

水槽に投入したら観察&慎重に

水槽にレッドビーシュリンプを投入したら、2日間はエサを与えないで様子を観察しましょう。

輸送時のダメージや、環境の変化でレッドビーシュリンプが弱っていることがあります。
2日間して、エサを少し与えて食いついてきたら、少し安心です。そのまま飼育して落ちていかなければ大丈夫です。

レッドビーシュリンプの繁殖方法

レッドビーシュリンプと水草

繁殖の条件

水槽の水を良い状態で維持して、水温が24度くらいで保ち、オスとメスの割合が良ければ自然と繁殖します。

抱卵したら役4週間で稚エビが卵から孵化します。

オスとメスの割合

レッドビーシュリンプを繁殖させるためには、オス1匹に対してメス3匹いれば理想的です。

また、60cm水槽で繁殖される場合、オス1匹とメス3匹では少なすぎます。最低でもオス3匹、メス9匹くらいは必要です。

稚エビの育て方

レッドビーシュリンプの繁殖で、稚エビが産まれても親にあることができずに失敗することが多いです。

稚エビ用のエサなどありますが、それよりもウィローモスなどの水草を少し多めに投入している方が、隠れ家になったり、水草に付着したコケや、エサの残りを食べるので、生き残る確率が高いです。

混泳

レッドビーシュリンプを繁殖目的で飼育するなら、混泳はNGです。

しかし、オトシンクルスはコケ取り目的なら例外でOKです。しかし、60cm水槽では、2匹までにしておきましょう。

レッドビーシュリンプの死因

レッドビーシュリンプの死因として考えられるのは、一番が水質です。

水質が悪いと、すぐに弱ります。また、ろ過能力と水温が低いとバクテリアが少ないく、水質に影響します。

その他に考えられる原因は、寿命、エサ不足、農薬、殺虫剤、水温、ろ過能力不足などです。

まとめ

レッドビーシュリンプは、アクアリウムの中でも難易度は高い方ですが、ポイントを押さえれば飼育から繁殖まで可能になります。

特に定期的に換水して良い水質を維持すれば、失敗する可能性は低くなります。

最初は失敗するかもしれませんが、レッドビーシュリンプをよく観察して元気な状態を維持できれば繁殖も夢ではありません。

諦めずに頑張り続けて、レッドビーシュリンプを繁殖させましょう。

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