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雪タイヤはどれいいのか?6種類のタイヤで検証と比較

2021-01-06

雪タイヤはどれいいのか? 6種類のタイヤで検証と比較

雪があまり降らない地域では、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを持たない人が多く、雪が降るとスリップ事故や渋滞の原因になっていることがあります。

そこで、今回はJAFが圧雪路と氷盤路で6種類のタイヤを検証していたので紹介します。

検証条件

場所交通科学総合研究所(北海道士別市)
内容時速40kmからの制動距離を6種類のタイヤで測定
路面圧雪路と氷盤路の2種類
タイヤの種類ノーマルタイヤ
スタッドレスタイヤ
オールシーズンタイヤ
ノーマルタイヤ+チェーン
ノーマルタイヤ+オートソックス
ノーマルタイヤ+スプレーチェーン
備考全て新品を使用
制動距離は3回の平均値

タイヤの種類

タイヤの種類タイヤの特徴
ノーマルタイヤ雪道以外で使用する一般的なタイヤ(夏タイヤ)
スタッドレスタイヤ特殊なゴムと溝をもつ雪道・凍結路用タイヤ
オールシーズンタイヤ降雪時など、季節を問わず走行できるタイヤ
ノーマルタイヤ+チェーンテストで使用したのは一般的な非金属タイプ
ノーマルタイヤ+オートソックスタイヤに被せる特殊繊維製の緊急用滑り止め
ノーマルタイヤ+スプレーチェーン特殊な液剤をタイヤに塗布する緊急用の滑り止め

以上の条件で検証を行っています。

タイヤ別検証結果

タイヤチェック

ノーマルタイヤ

路面の種類制動距離
圧雪路29.9m
氷盤路105.4m

スタッドレスタイヤ

路面の種類制動距離
圧雪路17.3m
氷盤路78.5m

オールシーズンタイヤ

路面の種類制動距離
圧雪路22.7m
氷盤路101.1m

ノーマルタイヤ+チェーン

路面の種類制動距離
圧雪路28.4m
氷盤路59.0m

ノーマルタイヤ+オートソックス

路面の種類制動距離
圧雪路20.1m
氷盤路99.2m

ノーマルタイヤ+スプレーチェーン

路面の種類制動距離
圧雪路24.1m
氷盤路112.8m

路面別テストの結果

雪タイヤテスト結果

圧雪路

タイヤの種類制動距離
ノーマルタイヤ29.9m
スタッドレスタイヤ17.3m
オールシーズンタイヤ22.7m
ノーマルタイヤ+チェーン28.4m
ノーマルタイヤ+オートソックス20.1m
ノーマルタイヤ+スプレーチェーン24.1m
  • スタッドレスタイヤが最も短い距離で停止できた一方、ノーマルタイヤはその約1.7倍も制動距離が長くなった。
  • オートソックスやスプレーチェーンは短い距離で止まれたものの、路面や走行距離によって繊維が傷ついたり、スプレーした液剤が取れてしまい、安定した性能を得ることが難しいので、あくまでも緊急用として使う。
  • チェーンは、種類や路面状況によって制動距離が長くなることもあるので注意が必要である。

氷盤路

タイヤの種類制動距離
ノーマルタイヤ104.5m
スタッドレスタイヤ78.5m
オールシーズンタイヤ101.1m
ノーマルタイヤ+チェーン59.0m
ノーマルタイヤ+オートソックス99.2m
ノーマルタイヤ+スプレーチェーン112.8m
  • チェーン装着が最も短い距離で停止できた。チェーンに埋め込まれた金属製のピンが氷盤に食い込み、グリップ力が上がったと思われる。
  • ノーマルタイヤ、オールシーズンタイヤ、オートソックス、スプレーチェーンは軒並み制動距離が長くなり、ノーマルタイヤはチェーンの約1.8倍も制動距離が長くなった。

オートソックスの注意点

オートソックスを走行するときには、注意点があるので紹介しておきます。

オートソックスは、タイヤチェーンと同じように駆動輪の2輪だけに装着するので、4輪全てに装着しているスタッドレスタイヤなどと比べてスリップすると止まるのが難しいので注意して走行する必要があります。

オートソックスの取り外すときの注意点

オートソックスは、取付が簡単で数分で装着できますが、走行直後の濡れた状態だと、タイヤとオートソックスが密着して取り外しが大変です。

取り外すには、タイヤの接地面から遠いところから、外側に引っ張りなら取り外します。

しかし、密着していると簡単に外側にずれないので、少しずつ外側にずらしながら取り外す事になりますが、このとき、相当な力がないと、ずらすのも難しので注意してください。

そして、タイヤとフェンダーの隙間が狭い車は、ずらすのに手を入れるのが難しいので購入時に検討してください。

オートソックス装着したときの走行時の注意点

オートソックスの走行は、積雪している雪道を想定しているようなので、アスファルトが露出している路面で走行すると、オートソックスの接地面が敗れることがあるので、走行スピードなどに注意してください。

また、オートソックスはチェーンと同様に駆動輪だけに装着しますが、チェーンと違い走行中に振動などが無く、スピードを出しすぎる危険性あります。

特に、下り坂などでスピードを出しすぎると駆動輪の2輪だけのブレーキになるので、スリップ事故を起こす可能性があるのでスピードには注意してください。(スタッドレスタイヤは4輪全てに装着するのでブレーキをかけても4輪で止まろうとするので、スリップしにくいです。)

まとめ

  • 雪道でのノーマルタイヤは、スタッドレスタイヤなどと比べて、明らかに制動距離が長くなる。
  • スタッドレスタイヤは、どちらの路面でも他のタイヤと比べて制動距離は短めで安心感が高かった。
    ただし、氷盤路の制動距離は長くなるので過信は禁物。
  • 雪道をノーマルタイヤで走行することは極めて危険なので、スタッドレスタイヤやチェーンを必ず装着する。
  • 雪や雨は降ったあとの路面は凍結していることもあるので、一見、路面に雪がないように見えても走行には十分注意が必要。

雪が降る時期になったら早めにスタッドレスタイヤを装着するのが良いようです。

スタッドレスは、雪の季節以外に装着していても問題なので、11月から雪が完全に降らなくなる時期まで装着してても大丈夫です。

そして、タイヤはネットで注文して取り付けると、カーショップより安いのでお得です!
タイヤはネットでの注文するのがおすすめです。

検証動画

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