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水草に付着した黒髭ゴケの駆除方法と予防方法

水草の黒髭ゴケの駆除方法と予防する方法 アクアリウム

水草を育てていると突然発生する黒髭ゴケは、取り除くが大変でなかなか駆除できなくて困っていませんか?私も数年間ずっと黒髭ゴケが、水草やヒーターなど水槽内の様々なものに付着して広がって困っていました。

しかし、いろいろ試して黒髭ゴケの量や程度によって駆除方法は違ってきますが駆除する事ができるようになりました。

そこで、駆除に困った方へ私なりの黒髭ゴケを駆除する方法を紹介したいと思います。

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黒髭ゴケの発生原因は?

黒髭ゴケは水流があればどこでも付着しますが、発生原因は黒髭ゴケの栄養になるリン酸塩が水槽に含まれていることです。

リン酸塩は、特に栄養系ソイルに含まている成分で水草が成長する上に必要な要素の1つです。含まれているのは悪いことではないのですが、リン酸塩が豊富に含まれて過ぎると黒髭ゴケが発生しやすくなります。

なので、リン酸塩を除去することで黒髭ゴケの発生を抑えて予防することができます。

黒髭ゴケの駆除方法

黒髭ゴケが発生してしまったら、まずは黒髭ゴケを水草やヒーターなどの器具から駆除することが先決になります。黒髭ゴケが駆除できたら、水槽からリン酸塩を減らす作業にかかりましょう。

黒髭ゴケの駆除は黒髭ゴケの量や成長度合いや付着してるものによって駆除方法は変わりますが、私が行っている方法が以下の方法です。

ヒーターなど器具の黒髭ゴケを駆除する

黒髭ゴケは、一度枯れてしまうと赤く変色して最後は白っぽくなります。そして、白っぽくなった黒髭ゴケは、ミナミヌマエビが食べてしまい綺麗に駆除できます。

ヒーターや温度計など器具に付着した黒髭ゴケは、水槽から取り外して太陽光にあてて乾燥すると枯らすことができます。

ポイントは、器具が太陽光で完全に乾いた後に黒髭ゴケまで完全に乾燥した状態まで放置しておくことです。天気の良い日に、ベランダなどで太陽光にあてて完全に乾燥させるのがいいでしょう。

黒髭ゴケを枯らして駆除する

水草などは、器具のように乾燥させて枯らすことができないので、程度の軽い黒髭ゴケは木酢液で枯らすようにしましょう。ただし、木酢液で枯らす場合には注意することがあるので紹介します。

木酢液を使う注意点

  1. 木酢液は独特の臭いがあるので換気しながら行いましょう。
  2. 木酢液を水草に塗って、長い時間(数分間)放置すると水草の元気がなくなり成長が遅くなり、最悪枯れる場合があります。

以上、木酢液を使用するときは気をつけてください。

準備するもの

  • 木酢液:量は少なくていいです。原液でも希釈してるもの、どちらでもいいです。
  • ハケ:100均の絵の具の筆で十分です。
  • お皿:木酢液を塗った水草を置いておくお皿です。
  • バケツ:水を入れておき、水草に塗った木酢液を洗うのに使います。

木酢液の使い方

  1. 水草に付着してる黒髭ゴケの場所を特定しておく(黒髭ゴケが無いところに木酢液は塗らないでください。)
  2. ハケに木酢液を付けて、黒髭ゴケが付着してる部分に塗ります。
  3. 約30秒くらい放置します。(黒髭ゴケの付着程度によっては時間を長くするといいです。)
  4. バケツの水で木酢液を洗い流す。
  5. 洗い終わったら水槽に水草を戻す
  6. 黒髭ゴケが赤く変色して白くなると、ミナミヌマエビが黒髭ゴケを食べて綺麗にしてくれます。

水槽に戻された水草の黒髭ゴケは早ければ数時間で赤く変色します。もし、数日経っても黒髭ゴケが変色しない場合は、もう一度木酢液を塗って様子を見てみましょう。

ただし、2度目以降は塗っても1回目と同じように短い時間で洗い流してください。黒髭ゴケが変色しないからと思って長い時間放置すると水草の成長が遅くなったり、止まったり、最悪枯れてしまうことがあるので注意してください。。

何度が木酢液を塗っても枯れない場合は、水草の元気な部分だけ残して切り分けるか、魚に食べて駆除するといいでしょう。

黒髭ゴケを魚に食べてもらい駆除する

黒髭ゴケが大量に付着してたり、量が多い場合は、生体(お魚)に食べてもらって駆除してもらいましょう。木酢液よりも安全に駆除できますが、水草によっては水草自体も食べられる可能性があるので、通常は水草のない水槽で魚を飼うのが良いでしょう。

私が黒髭ゴケを食べてくれる魚をいろいろ試して最も効果があった魚は「サイアミーズフライングフォックス」でした。すごく元気がよくて、水槽の水をたくさん入れておくと飛び出す可能性があります。また、成長すると気性が荒くなるので、小さな水槽に1匹~2匹くらいで飼っておくといいでしょう。

サイアミーズフライングフォックスによる黒髭ゴケ駆除の方法

  1. 黒髭ゴケを駆除するのが決まったら、数日餌を与えずお腹を空かせてましょう(お腹が空いていないと黒髭ゴケを食べてくれません。)
  2. 黒髭ゴケが付着した水草を入れます。
  3. 水草から黒髭ゴケが無くなるまで毎日観察します。(水草によっては葉を食べる場合があるので毎日観察して、水草を食べてそうなら取り出しましょう。)
  4. 黒髭ゴケが無くなったら、元の水槽に戻します。

黒髭ゴケの予防方法

黒髭ゴケを除去できたら、黒髭ゴケを発生させないように予防対策をしましょう。
予防対策は、いくつかありますが簡単なものから紹介します。

照明時間を短くする

黒髭ゴケも水草の仲間になるので、光合成ができなければ成長できません。照明の時間を短くすることで成長を遅くさせることができますが、水草も同時に影響を受けます。まずは、数日照明をあてない状態で成長が止まるか確認してみましょう。

餌の食べ残しをなくす

餌の食べ残しが飼育水を汚してリン酸塩を発生させている場合があります。

食べるのが遅い場合、一定の時間内に食べきれないものは取り除きましょう。また、餌の与える量を少なく調整して飼育水が汚れないように心がけましょう

ソイル・低床を掃除する

黒髭ゴケの予防や駆除方法で換水をしましょうと言われますが、結果から言うと私はあまり効果を感じたことがありません。恐らく、リン酸塩は沈殿しておりソイルや低床を掃除しないと除去できないと思っています。

私は、水作のプロホースでソイルや低床を掃除しています。掃除するタイミングは換水する時期にプロホースで換水する量の飼育水をプロホースで掃除しながら抜きます。そして、新しい水を入れます。また、換水するタイミングでプロホースで汚れがなくなるまで何回か掃除を行います。

プロホースで掃除するポイントですが、できるだけソイルや低床の底までパイプを入れて汚れがなくなるまで数回に分けて換水・掃除を行うことです。